僕死ぬの？

救急車で転移した病院は

カリフォルニア・ロングビーチにある、子ども専門病院。

３階の集中治療室。

脳炎の原因が分からない状態で、

病室に入るのも、マスクをして

手洗いをして。

付き添いで、集中治療室で共に３日３晩過ごす。

マスクをして、椅子をベットに変えて、

横になる私。

何時が夜で、何時が昼でか　わからない状態。

頭痛がひどくて、ついに「モルヒネ」

を打つ事になる１１歳の息子。

モルヒネを打ったとたんに、静かになる、

そして、次の瞬間。

妄想が始る。

「誰か、ナイフを持って僕を

殺しにきた！！！」

と言って叫ぶ息子。

痛みを取るか？

妄想を取るか？

そして、この病院に来て

約１０名近くのドクター達に会う。

「犬はいるか？

寿司は好きか？

刺身は食べるか？

蚊かクモに刺されたか？

庭に野生のアライグマは出るか？

兄弟はいるか？

最近海外に出たか？

・・・・・・」

一人一人同じ質問をされて、

半分モウローとする私。

最初の３日間は主人は出張で

シカゴ。

モルヒネの間に私の顔を見て、

「ママ僕死ぬの？」

続く・・・